予習・復習/一問一答クイズ
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①12曲のヴァイオリン協奏曲集 ラ・ストラヴァガンツァ OP.4
②12曲の協奏曲集 和声と創意への試み Op.8
③12曲の合奏協奏曲集 調和の霊感 OP.3
④BWV.772〜BWV.994
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正解:②
解説: 正解は、「12曲の協奏曲集 和声と創意への試み Op.8」です。
《協奏曲「四季」》は、Op.8の「第1曲〜第4曲」を指します。
《協奏曲集「四季」》は、そのタイトル通り「春夏秋冬」の
4曲セットになっており、それぞれ3つの楽章から出来ています。
楽曲の情景を想像する助けとなる作者不詳の詩(ソネット)が
付されていて、それ故、この曲は標題音楽に分類されているのです。
①《協奏曲集「四季」》だけで単独の曲集である。
②独奏ヴァイオリンがずっと休み
③合奏群の通奏低音(チェロとチェンバロ)がずっと休み
④合奏群の第1ヴァイオリンがずっと休み
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正解:③
解説: 正解は、「合奏群の通奏低音(チェロとチェンバロ)がずっと休み」です。
第2楽章は、独奏ヴァイオリンの柔らかな旋律に、
合奏群の第1、第2ヴァイオリンが付点付きのリズムが、
春の優しい日差しの下で、ひとときの眠りの時間を表現しています。
この楽章での最低音はヴィオラです。
頭に八分休符のついているので、幾分シンコペーションです。
詩(ソネット)の内容から察して、猟犬が「ウー・ワンワン!」と
吠える様子を描写しているようです。
眠たげな春の午後。楽譜に記されたアーティキュレーションは、
「Largo e Pianissimo Sempre」(ゆっくりと、そして常にごく弱く)。
①協奏曲第1番「春」の第3楽章の先頭
②協奏曲第3番「秋」の第1楽章の先頭
③協奏曲第4番「冬」の第2楽章の先頭
④合奏群のヴィオラがずっと休み
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正解:③
解説: 正解は、「協奏曲第4番「冬」の第2楽章の先頭」です。
ポピュラー音楽にも流用されています。
「協奏曲第4番「冬」ヘ短調」の第1楽章が、
野外での余りの寒さに身震いしている寒々しい描写に対し、
第2楽章は、変ホ長調という実に柔らかな音色の調です。
室内の暖炉の前で過ごす穏やかな様子を表しています。
窓から見える外は、雪から雨に変わりました。
合奏群のヴァイオリンのピチカートのアルペジオが
和声的な動きをしています。
①2つのヴァイオリンのための協奏曲 イ短調 RV.522
②2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 RV.565
③ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 RV.265
④4つのヴァイオリンのための協奏曲 ロ短調 RV.580
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正解:④
解説: 正解は、「4つのヴァイオリンのための協奏曲 ロ短調 RV.580」。
J.S.バッハはこの頃すでに協奏曲の大家であった
ヴィヴァルディの作品から、コレルリ等の
独奏楽器と合奏群が渾然一体な《合奏協奏曲》から、
独奏楽器が合奏群と分かれた形式を導き出し、
その後の《ブランデンブルグ協奏曲》や
《ヴァイオリン協奏曲》等の作曲に成果を現しています。
J.S.バッハは、他にもほぼ同時代の作曲家の作品から
10曲余りの編曲を行っています。
《4台のチェンバロのための協奏曲 イ短調」BWV.1065》は、
実際の演奏会で見ると、ステージの全面に4台のチェンバロが
並ぶので、壮観な風景です。
①《G線上のアリア》は、もともと単独曲である。
②管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV1068
③協奏曲第2番「夏」の第2楽章の先頭
④管弦楽組曲第1番 ハ長調 BWV1066
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正解:②
解説: 正解は、「管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV1068」です。
第3番の第2曲「アリア」が原曲です。
名ヴァイオリニストのアウグスト・ウィルヘルミによって、
ヴァイオリンパートをG線で演奏するように編曲されました。
G線のみで演奏するので《G線上のアリア》と名付けられたのです。
また、編曲の際にもともとニ長調だったものをハ長調に移調して
います。
しかし、移調することでG線だけで演奏可能だと気づいたのは
驚きですね。ヴァイオリンの一番太い弦のみなので、何とも
艶めかしくも優雅です。
①平均律クラヴィーア曲集 第1巻 BWV.846〜BWV.869
②《小フーガ ト短調》は、もともと単独曲である。
③ゴルトベルク変奏曲 BWV988
④トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565
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正解:②
解説: 正解は、「《小フーガ ト短調》は、もともと単独曲である。」です。
「《小フーガ ト短調》BWV.542」は、J.S.バッハのオルガン曲の
定型であるフーガの前に何らかの序奏的意味合いの楽曲は、
付いておらず、序奏もありません。
冒頭から高音部におなじみのト短調の主題が5小節に渡って
提示された後、対位法的技法を用いて転調を繰り返し、
主題の追い駆け合い等を行い、最後はフーガの決まりに沿い、
足鍵盤の最低音にト短調の主題が表れ、締めくくりにト長調の
主和音が鳴らされて終わります。
名前は《小フーガ》でも、中身は他のフーガ作品に引けを取らない
立派な作り込みがなされています。
①サン=サーンス
②グノー
③カッチーニ
④シューベルト
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正解:②
解説: 正解は、「グノー」です。
《第1曲 前奏曲 ハ長調 BWV.846》を伴奏に、
フランスの作曲家グノーがアヴェ・マリアの歌詞と
メロディーを付けて1859年に発表しました。
シューベルトやカッチーニと共に「3大アヴェマリア」の
ひとつとされています。
そもそも、「平均律クラヴィーア曲集」をビューローが、
《音楽の旧約聖書》と語っただけあって、これに取り組む
ピアノ学習者は、レッスンといわずに「訓練」と言いたい。
たまったものじゃないです。
ちゃっかりJ.S.バッハの作品を伴奏に「三大アヴェ・マリア」の
仲間入りしたグノーさん。ある意味凄いです。
①ロッシーニ
②J.ハイドン
③M.A.モーツァルト
④管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV1067
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正解:③
解説: 正解は、「M.A.モーツァルト」です。
W.A.モーツァルトを生前から色々と援助していた
ゴットフリート・ファン・スヴィーテン男爵の薦めで、
1789年にメサイアの公演のために編曲しました。
単にオリジナルの指定楽器が廃れてしまい、類似の楽器を
当てる補筆修正ではなく、オーケストレーション全般に渡って、
大胆な改良がなされました。
オリジナルの楽器編成にフルート、クラリネット、ファゴット、
ホルン、トロンボーン、ティンパニを加えています。
ヘンデルのバロック的なものを、モーツァルトの時代に沿った
古典的な響きとしたのです。
①「第13曲 アニュス・デイ」の途中まで
②メモ程度しか書いておらず、1曲も完成していない
③「第8曲 涙の日」の途中まで
④「第1曲 入祭唱」まで
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正解:④
解説: 正解は、「「第1曲 入祭唱」まで」です。
これは難易度の高い応用問題で、かつ「引っかけ」です。
「ごめんなさい」。
モーツァルトの全作品を研究分析し、ケッヘル番号を割り付け直した
最新版[第8版」時点で、レクィエムは次のように解析されています。
モーツァルト自身が演奏可能な管弦楽化したのは、第1曲だけで、
それ以外は、殆どがメモ《四声の合唱部と主要な和声のスケッチ》の
形でのみで残っているだけです。
一般に知られている「「第8曲 涙の日」の途中(8小節目)まで」は、
前記のメモ程度であり、とても演奏できる完成度でありません。
①ファゴット協奏曲 変ロ長調
②オーボエ協奏曲 ハ長調
③ベートーヴェン
④セレナーデ第12番 ハ短調 『ナハトムジーク』
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正解:②
解説: 正解は、「オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314(285d)」です。
W.A.モーツァルトもオーボエ協奏曲から流用するにあたり、
奏者と楽器への配慮は行っています。
原曲はハ長調ですが、フルート協奏曲へ編曲する際に
1音上げてニ長調にし、独奏フルートには細かい変更が加えら
ブリリアントな響きを醸し出しています。
また、第1番の協奏曲の第2楽章をド・ジャンが嫌ったために
追加で《フルートと管弦楽のためのアンダンテ ハ長調 K.315》を
提供しています。
①J.S.バッハ
②ヘンデル
③ヴィヴァルディ
④テレマン
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正解:①
解説: 正解は、「J.S.バッハ」です。
1,000を軽く越える作品の中で、
オペラは0、全くないです。
J.S.バッハは様々な地方で作品を残しましたが、
たまたま「オペラの依頼がなかった」と思います。
「ヴィヴァルディ」は52曲のオペラが発見されています。
「テレマン」は、作品が完全に整理されていませんが、
現時点ではオペラは、20曲が見つかっています。
「ヘンデル」は、42曲のオペラがのほか、
劇場用のオラトリオが20曲あります。
①F
②P
③Kk
④交響曲第37番 ト長調
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正解:③
解説: 正解は、「Kk」です。
これは、同じく後期バロックの作曲家
《ドメニコ・スカルラッティ》の分類番号のひとつで
《カークパトリック番号》といいます。
「RV」は、《リオム分類番号》です。
1970年代にデンマークの音楽学者P.リオムが出版した
ヴィヴァルディの分類番号で《最も大規模で正確》なものです。
今日、主に使われています。
「P」は、パンシェルル分類番号。
1948年にフランスの音楽学者M.パンシェルルが提唱。
「F」は、ファンナ分類番号。
本家イタリアのヴィヴァルディ協会の創設者である
A.ファンナが1940年代に発表した
「”器楽”作品目録」によるものです。
①ターフェルムジーク(食卓の音楽)
②RV
③家具の音楽
④エッセルチーツィ・ムジチ(音楽の練習帳)
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正解:③
解説: 正解は、「家具の音楽」です。
近代フランスの作曲家であるエリック・サティが1920年に
作曲した室内楽曲です。
「ターフェルムジーク」は、管弦楽組曲、協奏曲、四重奏曲、
トリオ・ソナタ、独奏曲の5曲を一組したもので、全3集です。
「忠実な楽長」は、自作の《ガリバー組曲》等、全68曲。
ソナタや組曲の他、声楽曲やカノンなど種々の曲から出来てます。
「エッセルチーツィ・ムジチ」は、ソロ・ソナタとトリオ・ソナタが
各12曲ずつで、全24曲です。
テレマンの作品は、どれも比較的簡単な技術で、派手な演奏効果を生むように
楽曲に《見せ場》が作り込まれています。
①忠実な楽長(音楽の師)
②テレマン以外にはいない
③ヘンデル
④J.S.バッハ
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正解:③
解説: 正解は、「ヘンデル」です。
イギリス王ジョージI世のテムズ川での船遊びに合わせて演奏されたものです。イギリスに移住する以前、ヘンデルはドイツのハノーファー選帝侯の宮廷楽長に就いていました。しかし、イギリスの興行主からの演奏会の話が舞い込んだのです。ヘンデルは、1712年以降、帰国命令に従わずロンドンに定住してしまいました。ところが、1714年にそのハノーファー選帝侯がイギリス王ジョージI世として迎えられることになりましたから、さあ大変!! そこでヘンデルが王との和解を図るため、1715年のテムズ川での王の舟遊びの際にこの曲を演奏し、ご機嫌取りをしたのです。
①管弦楽組曲第1番 ハ長調 BWV1066
②管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV1068
③管弦楽組曲第4番 ニ長調 BWV1069
④管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV1067
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正解:④
解説: 正解は、「管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV1067」です。
「ポロネーズ」はフルートとピアノの室内楽曲として
フルート奏者の欠かすことのできないレパートリーと
なっています。
「ポロネーズ」の中間部分《ドゥーブル》は、
《ポロネーズの美しい主旋律が通奏低音に移り》、
フルートが滑らかで華麗な変奏を付けています。
①ヴィヴァルディ
②第7曲「バディネリ」
③第6曲「メヌエット」
④第3曲「サラバンド」
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正解:③
解説: 正解は、「第6曲「メヌエット」」です。
直前の《第5曲 ポロネーズ》で、独奏フルートは散々活躍したので、中休みといったところでしょうか。
「第7曲 バディヌリ」では、急速なうえ、高音域が多く、当時の未完成なフルート《フラウト・トラヴェルソ》では、音程を保つのが大変だったのではないかと思います。
「第1曲 フランス風序曲」は、速度指定Graveの重々しくゆっくりとした付点リズムが特徴の堂々とした楽曲で、音楽の壮麗さもさることながら、その大きさも《全曲の半分近くある長大な楽曲》です。中間部はAllegroでフルート独奏が入るフーガが展開されます。最初のGraveが再現され、序曲の終わりを締めくくります。
①トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548年-1611年)
②第1曲「フランス風序曲」
③アルカンジェロ・コレッリ(1653年-1713年)
④アレッサンドロ・スカルラッティ(1660年-1725年)
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正解:①
解説: 正解は、「トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548年-1611年)」です。
天正少年使節団がローマ法王に謁見できたのは、1585年3月1日です。選択肢は、時代の古い順に並んでいるので、生没年から消去法的に考えると、2番目に古い「G.フレスコバルディ(1583年-1643年)」ですら2歳で、以降の音楽家は生まれていません。少年使節団がローマ法王に謁見時に耳にした音楽は、ローマ法王との繋がりが見いだせるビクトリアの音楽であった可能性が考えられます。
①上杉謙信と武田信玄
②ジローラモ・フレスコバルディ(1583年-1643年)
③小堀右京と植村友之助
④市川右近と市川猿之助
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正解:小西行長と高山右近
解説: 正解は、「小西行長と高山右近」です。
ジングシュピール『ティトス・ウコンドノ』
(台本・原作/ライヒシーゲル)は、
日本の戦国時代のキリシタン大名の
《小西行長》と《高山右近》がテーマになっています。
初演は、1770年にザルツブルク。
当時の評判がどうだったかは伝わっていないので、
想像しようもありませんが、日本人が主人公となった歌劇の
第一号であるのは間違いありません。
いやぁ、ミヒャエル・ハイドンさん。地味に目立ちますなぁ……。
①カール・マリア・フォン・ウェーバー
②アントニオ・ディアベリ
③W.A.モーツァルト
④J.ハイドン
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正解:③
解説: 正解は、「W.A.モーツァルト」です。
彼の絶筆で未完となった《レクィエム K.626》の
冒頭、第1曲「入祭唱」の印象的な動機
《D(レ)-C#(ド#)-D(レ)-E(ミ)-F(ファ)》は、
ミヒャエル・ハイドンの「レクィエム」にも表れています。
「レクィエム」の完成は、ミヒャエル・ハイドンが1771年で、
W.A.モーツァルトのそれが1791年の着手です。
これはミヒャエル・ハイドンの「レクィエム」を聴いた
W.A.モーツァルトが記憶に奥底に残っていたのを
無意識のうちに使ったか、あるいは何か別の意味合いか。
謎は深まるばかりです。