正解:③
解説:2013年に高知県の土佐高校が、私立高校での21世紀枠出場第一号になりました。 挙げた中では、県和歌山商のみ21世紀枠での出場がありません(07年は近畿本枠での出場)。制度施行1年目に4強に進出したのは、八重山商工でなく同県の宜野座高校です。2013年には21世紀枠同士の初戦対決がありましたが、そのカードはいわき海星-遠軽でした。
正解:④
解説:ライアンことヤクルトの小川投手は08年選出時の成章(愛知)のエースでした。1回戦で秋北海道優勝の駒大岩見沢を9回2失点に抑え勝利に貢献しました。則本選手の八幡商、菊池涼介選手の武蔵工大二(現都市大塩尻)はともに21世紀枠での選出はありません。山本浩二選手の廿日市高校(広島)は、未だに甲子園出場経験がありません。
正解:②
解説:1回戦で田村・只野選手の二枚看板を擁した慶應高校との試合を、宇野投手の好投で要所を締め完封勝ちした華陵高校。次戦で天理高校の前に敗れましたが、安房・成章・華陵の3校初戦突破は21世紀枠始まって以来の快挙でした。09年夏には春の選抜の天理戦でリリーフした安達選手が主戦となり夏の甲子園へ帰ってきましたが、立正大淞南(島根)に敗れ初戦突破はなりませんでした。
正解:②
解説:報徳学園は11年の城南(徳島)に5-8で、早稲田実は09年の利府(宮城)に4-5で、三木は02年の鵡川(北海道)に8-12でそれぞれ敗れています。今治西は07年に都留(山梨)と対戦しましたが、3-2で勝利し、これ以外に21世紀枠と対戦したことはありません。よって21世紀枠相手に敗れていないのは選択肢内で今治西のみとなります。
正解:②
解説:宮崎の都城泉ヶ丘は07年に桐生第一(群馬)に2-0、向陽は10年に開星(島根)に2-1、一迫商は05年に修徳(東京)に5-2で勝利しています。初戦で敗退している川島・山形中央・石巻工・海南・土佐を含む選択肢は不適です。
正解:①
解説:高崎と済々黌は県下屈指の伝統進学校ですが、近年それぞれ関東・九州の本枠を獲得したうえで自力出場を決めています。14年に春夏通じて初出場を決めた美里工も、九州準優勝での本枠を獲得したうえでの出場です。21世紀枠選出校は03年の柏崎高校で、初戦で奈良の斑鳩高校相手に1-2で惜敗しています。
正解:②
解説:13年秋の小山台高校は好投手伊藤選手を中心に、都大会で甲子園経験校の堀越・早稲田実・日大豊山を立て続けに下し、準々決勝で東海大高輪台に敗れ都8強に終わりました。選抜では甲子園に多くの応援団が詰め寄りましたが、履正社先発の溝田投手の前に安打が出ず、打っては9回の1安打のみ、守っては11失点と厳しい結果に終わりました。
正解:①
解説:海草中は現向陽(和歌山)、海南中は現海南(和歌山)、関西甲種商は現関大一(大阪)の旧制中学時代の名称です。
正解:②
解説:12年選抜で石巻工と対戦し9-5で勝利を収めた神村学園。同校の右のエースであった柿澤選手が宮城を本拠地に置く楽天に指名されたこともあり、柿澤選手本人たっての希望で同校への寄付がなされました。21世紀枠の存在が一人の選手の意識を変えた例として、個人的には認識しています。
正解:③
解説:阿久悠氏の母校は、同じ淡路島にある洲本高校です。1-2で徳島県の鳴門に延長戦の末10回にサヨナラ負けを喫しています。真岡工はPL学園に敗れはしたものの、1-9と後の広島のエースから1点をもぎ取りました。遠軽は前田・大城投手の粘投及ばず、峯本選手の本塁打などで点を小刻みに重ねた大阪桐蔭に1-11で敗れました。天理は、一迫商を19-2 華陵を10-1 大館鳳鳴を8-0で破っている21世紀枠キラーともいえる存在です。
正解:①
解説:09年の彦根東は県決勝で近江に2-3で敗れており、県優勝校ではありませんでした。しかしながら、近畿で東洋大姫路と4-6の接戦を演じたこのチームは金子投手を軸に投打に鍛えられた好チームでした。初戦で習志野(千葉)相手に4-5で敗れてしまいましたが、金子投手が途中で身体不調で降板しなければ、と今でも思い返す試合です。
正解:③
解説:履正社が正解です。履正社高校は、他にもオリックスのT-岡田選手や岸田選手らも輩出しています。
正解:②
解説:中京大中京以外の高校の出身者を選ぶ問題です。 朝倉健太選手は、愛知県の強豪校で中京大中京のライバルのひとつでもある東邦高校の出身です。 中京大中京・愛工大名電・東邦・享栄の4校は愛知県私学4強とも呼ばれ、愛工大名電は工藤公康(現ソフトバンク監督)やイチロー(現マーリンズ)、享栄は金田正一(中退、元国鉄など)や大島洋平(現中日)らを輩出しました。
正解:③
解説:巨人の宮國選手の正しい出身校は沖縄県立糸満高校なので、浦添商は誤りです。ここに名前がある以外にも2010年に春夏連覇を果たした興南高校や2006年に大嶺(現ロッテ)投手らを擁し活躍を見せた八重山商工など、魅力的なチームが数多く全国で活躍を見せています。
正解:④
解説:ヤクルトスワローズに所属する高井雄平選手。高校時代は150km/hにも達する快速球左腕として話題になりましたが、プロ入り後投手として勝ち星をあげるも伸び悩み、2010年から本格的な野手転向へと踏み切りました。2014年には抜群の打撃センスで.316 23本 90打点の好成績を残し、リーグ屈指の強打の外野手として成長を遂げました。
正解:①
解説:選択肢の中で敦賀気比高校のOBは東出選手のみです。高校時代は本塁打を34本打った同選手ですが、プロに進んでからはどちらかというとミート力と粘りが持ち味の打者として成長し、2015年シーズン開幕前の現在までに1366安打を記録しました。今はセカンドのポジションを菊池選手に奪われていますが、復活が待たれる選手の一人です。
正解:②
解説:選択肢の中で、新井貴浩は広島県工、岩本・柳田の両選手は広島商の出身です。広陵高校のOBは、金本知憲(元広島・阪神)や新井良太(現阪神)、上本博紀(現阪神)と崇司(現広島)の兄弟など幅広い世代に数多くいます。吉川選手を擁した代は県準決勝で敗れ甲子園を逃しましたが、翌年に野村(現広島)投手と小林(現巨人)捕手のバッテリーと土生(現広島)選手など厚みのある打線を武器に全国準優勝に輝いています。
正解:③
解説:阿部選手の安田学園は春1回、鳥谷選手の聖望学園は夏3回春1回、西選手の菰野は夏2回春1回の甲子園出場経験がありますが、秋山選手の出身校である横浜創学館は、秋山選手の他にも坂田遼(現西武)などを輩出し県内では強豪校として知られるものの未だに全国の舞台にはたどり着いていません。神奈川県には横浜・東海大相模・桐蔭学園・桐光学園・慶應をはじめとした野球強豪校が多く、実力のある横浜創学館といえども、勝ち進むのは至難のなかなか至難の業のようです。
正解:③
解説:渡辺選手は茨城県の牛久高校出身です。 堀内選手は甲府商、井出選手は吉田高校、村中選手は出身県こそ神奈川ですが高校は東海大甲府へと進学しています。
正解:②
解説:清峰高校は公立の北松南高校が2003年に改称、05年夏の甲子園初出場以来初戦突破を続けています。また、06年春の決勝では横浜高校に0-21で敗れ、06年夏1回戦で光南(福島)に22-3で勝利しています。09年の夏は、選抜優勝校として県決勝まで駒を進めた清峰でしたが、後にセリーグ新人王に輝く大瀬良大地(現広島)投手擁する長崎日大に敗れ、甲子園の土を踏んでいません。
正解:②
解説:独特の応援で知られる智辯和歌山ですが、近年の応援曲の中に「サウスポー」は含まれていません。 県内最多を優勝回数を誇るのは箕島で、春1回夏3回の計4回です。部員は基本的に各学年10人、3学年全体でも30人前後という少数精鋭ですが、これが高嶋監督の方針のようです。2008年の夏の甲子園では、2-3から駒大岩見沢(現在閉校、北北海道)相手に8回の1イニングだけで11点を奪い逆転しましたが、この回に坂口真規(現巨人)選手が2本の本塁打を放っており、甲子園史上初の同一打者の1イニング2本塁打を達成しました。
正解:②
解説:高松商4回 松山商7回 徳島商1回 高知商1回の全国優勝を誇り、この四校の活躍は「野球大国四国」「商業高校最盛期」を全国に印象づけました。高松商は水原茂、松山商は藤本定義、徳島商は板東英二、高知商は藤川球児といったように、日本野球の創世記から近年活躍した選手まで多数の野球人を輩出した四国四商ですが、最近は甲子園で見る機会がめっきり少なくなった印象です。坂出商、新居浜商、鳴門商(後鳴門第一)も甲子園出場経験はありますが、四国四商には含まれません。
正解:④
解説:今岡誠が打点王を獲得したのは2005年です。03年は主に1番を打ち、.340で首位打者を獲得しました。松井稼頭央は99年に.330という高打率を記録しましたが、.343のイチローに阻まれ首位打者を逃し、以降も首位打者のタイトルは獲得していません。西岡剛は獲得タイトルと獲得年度は正しいのですが、出身高校が大阪桐蔭のため誤りです。よって、2002年の福留孝介の首位打者が正解となります。