正解:②
解説:問題の文章は、デンマークの実存主義者キルケゴールの『ギーレライエの手記』の一節である。彼は、主体的真理を求めていくという生き方を実存と呼び、それをさらに美的実存・倫理的実存・宗教的実存の三段階に分けた。また、当時のヘーゲルを中心とした世界精神(絶対精神)の運動に個人は操られているに過ぎないとみた考え方に彼は強く反対し、主体的真理を求めていくという立場をとった。
正解:③
解説:問題の文章は、スイスの心理学者・精神分析学者ユングの『人間と象徴』の一節である。彼は、人間の無意識の根底には本能的な性衝動や攻撃衝動のみでなく、意識の働きを導いてくれるような創造的な働きが潜在していると考えた。
正解:①
解説:彼は、快楽の強度・持続性・確実性など七つの基準を立て、これらを尺度として快楽を量的に計算することが可能であると考えた。また、快楽の量が多いほど人間は幸福であり、できる限り多くの人がより多くの幸福を享受できるという、最大多数の最大幸福が実現できる社会が善い社会であるとした。
解説:問題文の思想は、諸子百家の一人、道家の荘子が説いた内容である。
解説:問題文の文章は、主客身分の「純粋経験」にこそ真の存在があると説いた西田幾多郎の『善の研究』に記されている。
正解:ルター
解説:問題文の一部は、ルターの著作『キリスト者の自由』の中で説いている。
正解:④
正解:田中美知太郎
正解:梅原猛
正解:波多野精一