明、清朝を通じ、およそ５７０年にわたって皇宮であった北京にある紫禁城は、現在は故宮と呼ばれ建物自身が博物館となっている。故宮の南半分は、朝廷の国家行事や重要な儀式を行ったところで外朝といわれ、北半分の宮殿群は皇帝一家の私的住居で内廷と呼ばれる。