【問題】次の書き出しで始まるのは？”月日は百代の過客に...日本文学ドレミファドンより(No:4733)

日本文学ドレミファドンより

有名な日本文学の名作を集めてみました。冒頭文を読んで題名を答えて下さい。簡単な問題も結構あるので、あまり本を読まない人も是非チャレンジしてみてください。

次の書き出しで始まるのは？”月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人なり。舟の上に生涯をうかべ、馬の口とらへて老をむかふる者は、日々旅にして旅を栖とす。”

奥の細道
更科紀行
野ざらし紀行
笈の小文

制限時間：無制限

難易度：

出題数：315人中

正解数：275人

正解率：87.3％

作成者：すなふきん（ID:1025）

出題No：4733

最高連続正解数：0 問

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[国語]

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次の書き出しで始まるのは？”この数年来、小畠村の閑間重松は姪の矢須子のことで心に負担を感じて来た。数年来でなくて、今後とも云い知れぬ負担を・・・”

①黒い雨

②ジョン万次郎漂流記

③笈の小文

④山椒魚

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正解：①

解説：井伏鱒二の名作です。

次の書き出しで始まるのは？”道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に近づいたと思う頃、雨足が杉の密林を白く染めながら、すさまじい早さで麓から私を追ってきた。”

①古都

②千羽鶴

③屋根の上のサワン

④伊豆の踊り子

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正解：④

解説：川端康成の名作です

次の書き出しで始まるのは？”私が自分の祖父のある事を知ったのは、私の母が産後の病気で死に、その後二月程経って不意に祖父が私の前に現れてきた、その時であった。”

①暗夜行路

②雪国

③網走まで

④和解

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正解：①

解説：志賀直哉の名作です

次の書き出しで始まるのは？”「こいさん、頼むわ。―」鏡の中で、廊下からうしろへ這入って来た妙子を見ると、自分で襟を塗りかけていた刷毛（ハケ）を渡して・・・”

①細雪

②刺青

③春琴抄

④痴人の愛

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正解：①

解説：谷崎潤一郎

次の書き出しで始まるのは？”未だ宵ながら松立てる門は一様に鎖籠めて、真直ぐに長く東より西に横はれる大道は掃きたるやうに物の影を留めず・・・”

①金色夜叉

②城の崎にて

③二人女房

④三人妻

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正解：①

解説：尾崎紅葉の名作です

次の書き出しで始まるのは？”千早振る神無月ももはや跡二日の余波となッた二十八日の午後三時頃に、神田見附の内より、塗渡る蟻、散る蜘蛛の子と・・・”

①其面影

②多情多恨

③平凡

④ちはやぶる

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正解：浮雲

解説：二葉亭四迷の名作です。

次の書き出しで始まるのは？”げにや安楽の世界より　今この娑婆に示現して　我等がための観世音　仰ぐも高し。高き屋に　上りて民の賑ひを　契りおきてし・・・”

①曽根崎心中

②浮雲

③平家女護島

④出世景清

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正解：①

解説：近松門左衛門ですね

次の書き出しで始まるのは？”桜もちるに歎き、月はかぎりありて入佐山。爰に但馬の国かねほる里の辺に、浮世の事を外になして・・・”

①好色五人女

②好色一代女

③好色一代男

④好色盛衰記

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正解：③

解説：井原西鶴の作品です

次の書き出しで始まるのは？”あづまぢの道のはてよりも、なほ奥つかたに生ひ出でたる人、いかばかりかはあやしかりけむを・・・”

①蜻蛉日記

②更科日記

③土佐日記

④紫式部日記

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正解：②

解説：菅原孝標女ですね

次の書き出しで始まるのは？”秋のけはひ入り立つままに、土御門殿のありさま、いはむかたなくをかし。”

①女殺油地獄

②和泉式部日記

③紫式部日記

④土佐日記

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正解：③

解説：紫式部です

次の書き出しで始まるのは？”ゆめよりもはかなき世の中をなげきわびつつあかしくらすほどに、四月十よひにもなりぬれば、木のしたくらがりもてゆく。”

①蜻蛉日記

②蜻蛉日記

③紫式部日記

④更科日記

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正解：和泉式部日記

解説：和泉式部ですね

次の書き出しで始まるのは？”かくありし時過ぎて、世の中にいとものはかなく、とにもかくにもつかで、世に経る人ありけり。”

①更科日記

②和泉式部日記

③土佐日記

④蜻蛉日記

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正解：④

解説：右大将道綱母でしたか

次の書き出しで始まるのは？”やまとうたは、人の心を種として、万の言の葉とぞなれりける。世の中にある人、ことわざ繁きものなれば、心に思ふことを、見るもの聞くものにつけて、言ひ出せるなり。”

①和泉式部日記

②新古今和歌集

③万葉集

④新万葉集

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正解：古今和歌集

次の書き出しで始まるのは？”これは、わたしが小さいときに、村の茂平というおじいさんから聞いたお話です。”

①おぢいさんのランプ

②牛をつなだ椿の木

③ごんぎつね

④古今和歌集

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正解：③

解説：新美南吉いいですね

次の書き出しで始まるのは？”越後の春日を経て今津へ出る道を、珍らしい旅人の一群れが歩いている。母は三十歳を踰えたばかりの女で、二人の子供を連れている。”

①舞姫

②阿部一族

③花のき村と盗人たち

④高瀬舟

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正解：山椒大夫

解説：森鴎外の名作です

次の書き出しで始まるのは？”おい木村さん信さん寄つてお出よ、お寄りといつたら寄つても宜いではないか、又素通りで二葉やへ行く気だらう・・・”

①山椒大夫

②にごりえ

③うつせみ

④大つごもり

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正解：②

解説：樋口一葉。

次の書き出しで始まるのは？”うとうととして目がさめると女はいつのまにか、隣のじいさんと話を始めている。このじいさんはたしかに前の前の駅から乗ったいなか者である。”

①三四郎

②それから

③たけくらべ

④こころ

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正解：①

解説：夏目漱石です。

次の書き出しで始まるのは？”小石川の切支丹坂から極楽水に出る道のだらだら坂を下りようとしてかれは考えた。”

①河ぞひの家

②縁

③重右衛門の最後

④虞美人草

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正解：蒲団

解説：田山花袋ですよ

次の書き出しで始まるのは？”朝、食堂でスウプを一さじ、すっと吸ってお母さまが、「あ」と幽かな叫び声をおあげになった。”

①思ひ出

②女生徒

③斜陽

④蒲団

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正解：③

解説：さすが太宰。

次の書き出しで始まるのは？”木曽路は全て山の中である。あるところは岨づたいに行く崖の道であり、あるところは・・・”

①破戒

②夜明け前

③人間失格

④或る女の生涯

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正解：②

解説：島崎藤村。まさに名作

次の書き出しで始まるのは？”「おい地獄さ行ぐんだで！」二人はデッキの手すりに寄りかかって、蝸牛が背のびをしたように延びて、海を抱え込んでいる函館の街を見ていた。”

①蟹工船

②独房

③一九二八年三月十五日

④春

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正解：①

解説：小林多喜二。話題になりましたね

次の書き出しで始まるのは？”えたいの知れない不吉な塊が私の心を始終圧えつけていた。焦燥と云おうか、嫌悪と云おうか・・・”

①器楽的幻覚

②防雪林

③冬の日

④檸檬

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正解：④

解説：梶井基次郎は天才ですね。

次の書き出しで始まるのは？”参謀本部編纂の地図をまた繰り開いて見るでもなかろう、と思ったけれども、あまりの道じゃから・・・”

①夜行巡査

②ある心の風景

③外科室

④歌行灯

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正解：高野聖

解説：泉鏡花でした

次の書き出しで始まるのは？”或春の日暮です。唐の都洛陽の西の門の下に、ぼんやり空を仰いでゐる、一人の若者がありました。”

①羅生門

②高野聖

③杜子春

④三つの宝

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正解：③

解説：やっぱり芥川龍之介。

次の書き出しで始まるのは？”ある日の事でございます。御釈迦様は極楽の蓮池のふちを、独りでぶらぶら御歩きになっていらっしゃいました。”

①蜘蛛の糸

②藪の中

③河童

④仙人

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正解：①

解説：芥川龍之介。

次の書き出しで始まるのは？”後の月という時分が来ると、どうも思わずにはいられない。幼い訳とは思うが何分にも忘れることができない。”

①野菊の墓

②或る阿呆の一生

③春の湖

④奈々子

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正解：①

解説：伊藤左千夫といえばこの作品

次の書き出しで始まるのは？”「武蔵野の俤は今わずかに入間郡の残れり」と自分は文政年間に出来た地図で見た事がある。”

①河霧

②武蔵野

③遺言

④帰去来

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正解：②

解説：国木田独歩。題名と書き出しが一緒ですね。

次の書き出しで始まるのは？”蓮華寺は下宿を兼ねた。瀬川丑松が急に転宿を思い立って、借りることにした部屋というのは、その蔵裏つづきにある二階の角のところ。”

①隣の嫁

②破戒

③或る女の生涯

④夜明け前

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正解：②

解説：島崎藤村です

次の書き出しで始まるのは？”私は、その男の写真を三葉、見たことがある。”

①春

②斜陽

③思ひ出

④人間失格

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正解：④

解説：太宰治です

次の書き出しで始まるのは？”私はその人を常に先生と呼んでいた。だからここでもただ先生と書くだけで本名は打ち明けない。”

①彼岸過迄

②それから

③こころ

④女生徒

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正解：③

解説：夏目漱石の名作。

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日本文学 , 冒頭文